朋愛園の公式ホームページです。朋愛園は鹿屋市で特別養護老人ホーム、デイサービス、居宅介護支援事業所を運営しております。
理 念
「高齢者がやすらげる場になろう」
基本方針
1.利用者の尊厳を守ります。
1.利用者本位のサービスに努めます。
1.地域福祉の推進に努めます。
この法人、施設を設立したのは医師である初代理事長の小濱哲郎です。残念ながら平成15年5月に他界されました。生前、初代理事長は、我々スタッフを集め「何故、この施設を設立したのか」を語ってくれました。
戦後の病院について、「昔はね、皆もお金もなかったのでハイヤーに乗って病院に来られる人はほんの一握りだったんだよ。だから、朝でも昼でも夜中でも私はバイクにまたがり患者さんの自宅に往診に行ってたんだ。今のように、入院施設や老人ホームなどは少なく、病気になり寝たきりに近い状態になったら、家の中で一番日の当たらない部屋に筵(むしろ)のようなものを敷いて寝かされている、そんな家が多かった。一生懸命、家族のため、地域のため、国のために働いてきた人々が病気になったら、こういった待遇を受ける。私はね、この光景がたまらなく嫌だった。その時に鹿屋市の真ん中に老人ホームを作りたいと思ったんだ。高齢者がどんな状態になっても鹿屋市の真ん中でやすらげる、そんな施設にしたいんだ。どうか皆、私の夢に協力してほしい」とおっしゃられました。
そして初代理事長が亡くなられた後もその意思を受け継いだ現理事長は当園スタッフに言われます。「一番大事な人や自らが利用する時、スタッフにどう接してもらいたいか、どうケアしてもらいたいかを考え行動しなさい」と。我々には、まだまだ出来ていないことが沢山あります。だからこそ、初代理事長の思いや現理事長の願いを感じながら、これからもよりよいサービスを追及し、努力し、高齢者がやすらげる場を実現しなければならないと思っています。
園長 久保行庸